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直己④…二股 

2010, 08. 28 (Sat) 15:06

(どこで何してたん?)

早朝、家に帰ると母がそう言いたげな顔をして出迎えた。

娘が連絡もなく外泊し、心配だったのだろう。
眠れなかったのか眼が充血している。

何か言葉にすれば嘘がばれそうな気がした。

何も聞かれないのをいいことにメグはすぐに自室に引っ込み、急いで着替えを済ませ出勤のためまたバタバタと家を出る。

『行ってきまーす。今日、晩ごはん外で食べるからー。』

当時は、パソコンも携帯電話もない時代。
ホテルの帰り際、直己はしっかりと次の約束を取り付けたのだ。

夕方、また高島屋の前で待ち合わせ、近くのレストランに入る。

直己はごく普通の青年だった。歳は同い年。
ナンパでもしないと女性と知り合う環境にないのだという。

『これからも付き合ってくれる?』

『……それが…あの…実は結婚を約束した人がいるんよ。軽蔑した?』
直己があきらめて一晩だけの過ちで済む。
そう思ったのだが…

『………もう…好きになってしもたから…メグにどんな人がいようとかまわへんよ。』

『メグはきっと俺のほうを好きになる。好きにさせてみせる。』

こんなキザな言葉にドキンとハートを射抜かれてしまったのは、当時恋人の一哉がいながら何かもの足りなさを感じていたからだろうか。

それからは頻繁にデートを重ねるようになる。
そんな娘の変化に母親が気付かないわけはない。

『メグ、あんたこの頃おかしくないの?一哉さんとはあれからどうなってるの。』

一哉は2か月前にメグの家に来て結婚の承諾を得たのだが、それから何の音沙汰もない。
一哉の母親がメグとの結婚に反対しているらしい。

『じつは…もうひとり付き合ってる人がいる…ねん。』

『んまぁ!…どんな人!その人一哉さんのこと知ってるの?』

『…うん…』

『どういうつもりなんや!今度うちに連れてらっしゃい!!』

(大変なことになってきたわ。直己はすんなりと家に来るかな。)

このあと父親と兄にもメグが二股をかけていることを知られ、益々窮地に追い込まれた。

兄などは、『どんな野郎や!どついたる!』と息巻いている。



つづく



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コメント

メグ

オープン。

この時は、結婚決まってましたから大事件だったわけですー。
けしてほのぼのした家庭ではなかったのです。(^▽^;)

2010/08/29 (Sun) 22:14 | メグ | 編集 | 返信

ケンメリ

メグさんの家族は比較的オープンで、いい感じですね♪

そんな話しを家族皆んなで話せる家族環境が、きっと現在でも自分の座標軸がしっかりしているメグさんが存在して居られるのだと思います


この話しの続きで…もっとも解るかも(^^ゞ

2010/08/29 (Sun) 15:20 | ケンメリ | 編集 | 返信

メグ

hiroさま。

この頃はまだSEXが合う合わないなど解る身体ではなく、愛情面で物足らなかったのだと思います。
今と同じですね。いえ、考えてみれば恋愛期間中からずっとだったんですね。
メグが一方的に一哉のこと好きでしたから。

2010/08/29 (Sun) 14:02 | メグ | 編集 | 返信

メグ

100%

puriさん。
100%の満足って無理みたい。
メグは欲が深いので。(^▽^;)

正直、というか話さざるをえない状況になってしまって。

2010/08/29 (Sun) 13:56 | メグ | 編集 | 返信

hiro

No title

一哉さんに物足りないっていうのは、
セックスだけじゃないのですね。

2010/08/29 (Sun) 13:29 | hiro | 編集 | 返信

puri

正直

メグさん、正直ね・・・。
私なら家族に言えないわ~~~。
でも100%満足してないから誘惑に負けちゃう、その気持ちはよく分かります。

2010/08/29 (Sun) 10:08 | puri | 編集 | 返信

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